ここ最近は高い気温が続いておりますが、久慈川のせせらぎの音のせいか割と涼しく感じられます。
先週コンクリート打設したいくつかの擁壁は養生期間が終わり、型枠を取り外して完成しました!
完成したばかりの擁壁たちは白くて眩しいくらいです。
今日はその擁壁たちの出来形確認しています。
二人がかりで長さ・幅・高さを正確に測っていますね。
設計図書の数値と比較しても全く問題ございません。これが我々プロ集団の匠の技です。
そんな中、5月度の社内安全パトロールが行われました。
月に1度行われる、現場作業員の安全を確保する重要な業務です。
竣工が近いからといって油断は禁物です。
いつも通りチェックシートに沿って点検し、危険な要因はないかを細かくチェックしてます。
早いもので5月も中旬を過ぎました。気温もだんだんと上がってきています。
この工事もいよいよ終盤にさしかかってきました。
暑くなる前に竣工を迎えられたらいいな。
今日はコンクリートの擁壁を作っている様子をお伝えします。
既に型枠の組立は完了しており、強固なサポートでしっかりと固定されています。
今まで見てきた型枠とは少し様子が違う感じがしますね。
こちらは重量式擁壁といって、鉄筋を使わず擁壁自体の重さで背面にかかる圧力に対抗する擁壁です。
また、写真では分かりにくいですが、安全性を有するために斜めの形状になっています。
こちらにもコンクリートを流し込んでいきます。
打設後は先輩たちが手際よく均してきれいに仕上がりました。
気温が高くなっているのでコンクリートが硬化するスピードは以前よりも早いでしょう。
型枠を外して立派な擁壁が姿を現すのもそう遠くなさそうです!
今日は私たちの強い味方、キャリアダンプを紹介します。
キャリアダンプはタイヤの代わりにふたつのクローラベルト(キャタピラー)で走行します。
普通のタイヤだと、軟弱地盤で重い土砂なんか運んだら沈んでしまいますよね。
でも、このキャリアダンプなら軟弱地盤や、整地されておらず通常のダンプでは入れないような現場でも重い土砂や砕石などを積載して走行が
できるんです。
また、機械の上部が360度旋回するので、Uターンやバックせずとも常に前を向いて走行できるので作業効率もアップします。
狭い現場でも使い勝手がよく大活躍です。
それだけではございません!環境にもちゃんと配慮してますよ。
尿素SCRシステムで有害な排出ガスを浄化しています。
ただ、これを運転できるのは「不整地運搬車運転者」の資格が必要なんですって。残念!
よし、今度資格とってみよう!
今週は既設護岸の嵩上げ工事をしています。
河川増水時の被害を最小限に抑えるため、既設の護岸にコンクリートを足して高くする工事です。
古いコンクリートの上にそのまま新しいコンクリートを打設してしまうとコンクリート同士が密着せず、後にひび割れの原因になってしまいます。
そこで、新しいコンクリートが馴染むよう、古いコンクリートの表面を工具で剥がすチッピングという作業をします。
表面に凸凹を作ってコンクリートを密着させるんですね。なるほど。
さらに、化学反応によってボルトを固定するケミカルアンカーを挿入してアンカーボルトを打ち込みます。
「ケミカル」という名の通り、化学反応によってアンカーボルトを固定する薬品なんです。
こうして新旧コンクリートは化学の力を借りて一体となりパワーアップするのです。
今日はコンクリートの品質試験をしました。
いわばコンクリートの健康診断のようなものです。
まずは空気量の測定。コンクリートの中に空気が適正な量だけ入ってるかを測定します。
空気測定用の容器にコンクリートをいっぱいに詰め込んでポンプで加圧し、蓋に取り付けられたエアメーターで測定します。
次にスランプ検査。コンクリートの流動性を調べます。
スランプコーンと呼ばれる円筒形の容器にコンクリートを詰め込みゆっくりと引き抜き、崩れて低くなった分(スランプ値)を測定します。
そして塩化物イオン濃度測定試験と温度の検査。カンタブという試験紙をコンクリートに差し込み塩化物イオン濃度を測定します。
また、温度の検査では、35℃を超えたらコンクリートを冷やすためになんらかの対策が必要になります。
全ての検査で許容値内でしたのでなんの問題もありませんでした!
この現場もいよいよ中間検査がやってきました。
弊社のもうひとつの現場である「R5圏央道管内改良その4工事」よりも一足先に中間検査となりました。
(そちらのホームページも是非をご覧ください。 https://kenoudoukannaikairyousono4-oonuki.com/index.html さりげなく宣伝してみました。)
次の工程に進むための大事な検査です。
現場の出来形や品質、安全管理等書類を中心に発注者からしっかりとチェックされます。
不備がありませんようにと願いながらも無事合格!
仕事において品質には妥協を許さない大貫工務店です!お任せ下さい!!
検査も終わって心はやっと一息つけました。
とは言っても本現場はこれから本格的な施工に入っていくのでこの検査後も気が抜けないんですよね。
油断大敵ですから気分を一新して後半戦のスタートです!
場所打ち杭の杭頭処理を行います。
杭頭処理とは前回の最後の写真にあった巨大な円柱のコンクリートの杭の上端部分(頭部)に対して行う処理のことです。
まずは橋梁の設計に合わせて杭の高さを切断して調整します。かなり大きなコンクリート殻なのでクレーンで吊り上げながら撤去しますよ。
その後、切断面を平滑化するために撤去面を斫って綺麗にしていきます。
最後に斫った殻を綺麗に掃除します!杭頭処理が終わった写真は綺麗に仕上がっていますよね。
出来上がった杭が設計通りになっているか、弊社の品質証明員の厳しい目で出来上がりの品質を確認してもらいました。
品質証明員から合格をもらったので自信を持って発注者にも出来形を確認していただき杭頭処理の完了です!
1枚目の写真を見てください。一部ブルーシートが覆われており、なにか物騒な事件があったような雰囲気。
もちろん物騒な事件なんて起きてません。写真は場所打ち杭で使用する鉄筋かごの配筋が設計通りになっているか発注者・受注者で確認してる様子です。
物騒な書き方をしてごめんなさい笑。設計通りに配筋されていることが確認できましたら場所打ち杭を建て込むために掘削作業を行います。
ケーシング(掘削時、崩壊が起きないための抑え)を建て込み、掘削作業をスタートです。2枚目の写真ですよ!
掘削完了後は、先ほど材料確認していただいた鉄筋かごを建て込みます。
鉄筋かご建て込み前にはケーシングが鉛直に建て込みが出来ているか確認します。
この確認作業はとても大事で設計通りの鉛直が保たれていないと場所打ち杭の支持力にも影響してきます。
設計通りに保たれていることを確認し、鉄筋かご建て込み作業です。
その後、コンクリート打設を行い場所打ち杭の施工は完了となります。
とうとうやってきました。橋梁下部の撤去開始です。
段階的に橋脚を撤去していきます。
まずは地上部で確認できる部分の撤去です。
橋梁を壊していく過程で粉塵が飛散するのでそれを防止するために水を撒きながら進めていきます。
これは周辺に粉塵が飛散しないためにとる対策ですが、この現場では川の汚染を防ぐ為により慎重に作業しています。
さて地上に出ている部分の撤去が終わったら引き続き下に埋まっている基礎部の撤去に移ります。
ただ、土砂を掘削して埋まっている基礎部をあらわにしないといけないので一生懸命ひたすら掘削します!
掘削終わり次第、基礎部の取り壊しを行いますが、ここでも水を撒きながら慎重に作業していきます。
続いて一番底にある底版の撤去ですね。
ここが意外と大変で時間がかかるんです。重機の先端のアタッチメントをブレーカーと呼ばれる破砕専用のものに取り替えて作業していきます。
最後は作業員が手作業で鉄筋の切断処理を行い、ようやく橋梁下部の撤去が完了しました。
これまでの過程に出るコンクリート殻はきちんと運搬・処分していきますよ。
さて、間違いなく橋梁が撤去されているか、現状の復旧状態はどうか、コンクリート殻は適切に処理されているか等を発注者に確認していただきました。
これに合格しないと次の工程に進めません!
私たちは真摯に現場に取り組んでいますのでもちろん問題なく合格でした。
これで次の工程に進めます。皆様、お疲れ様でした。
さて、本格的な施工に向けてまずはいろいろ準備しないといけません。
段取り八分仕事二分ってやつです。
まずは工事車両等の邪魔になる除草からです。現場を綺麗にして仕事に取り組みます。
続いて工事看板の設置ですね。
こちらは皆様に見ていただくため、現場の見通しのいい場所に設置しました。
現場は週休2日です。
土曜日は隔週休みが業界のスタンダードでしたが、働き方改革により近年はもう週休2日が当たり前です。
ONとOFFを上手に切り替えメリハリつけて仕事に取り組みます。
どんどんいきましょう。
重機などが電線等をひっかけないように防護します。
現場ではこういう未然の事故対策は重要で、万が一の為の安全管理です。
また、河川の工事ですから水量に気をつけなければいけませんので量水標も設置しました。
これから冬になりますから雨や雪の影響による増水に備えは万端です。
本施工に向けて着々と準備を進めていきます。